ということで何とも怪しいピットゾーンであるが、このピットゾーン、売り文句にしているのが「31分車検」。切りのよいところで「30分車検」でもよさそうなものだが、ピットゾーンとしては「うちは30分じゃなく31分かかっちゃうんです。そういうところ正直なんです」みたいな的外れなアピールがしたいのだろうか?30分でも31分でも、実際にできなきゃ一緒だけど。車検が2500円っていうのは…トラックの車検は幾らなのだろう、トータル・オートサービス抗議街宣ついでにやってもらおうか。
ピットゾーンビジネスモデルて?
未公開株の発行元トータル・オートサービスが運営する、このピットゾーンが提唱している事=「車検のピットゾーンビジネスモデル多店舗展開」らしい。ヤマト車検や車検のコバック等の二番煎じ、二匹目のドジョウを狙っているのだろうか?つっても、車検代行のフランチャイズやら多店舗化なんて余りに時代的に遅れすぎてやしないか?
新サービスを売りにと言ってるが、一番の宣伝媒体であるHPにさえ、真新しい発想は見受けられない。 試しに以下、ピットゾーンのHPを覗くと・・・。
ピットゾーンならではの新サービスこれからの車検のかたちです!
車検専門工場による―常備10.000点を誇る豊富なサービスパーツ―代車不要の31分の高速車検―6ヶ月、1万キロの整備保障 納得のいく立会い部品交換・修理
(以下、よた話が続き)
平成8年、国土交通省は車検に関して「ニューサービス」を提唱―ニューサービスとは、車検工場がお客様に対し情報提供を行い、お客様はこれに基づいて整備内容が選択―新しい車検―により、車検時における整備料金の透明性は高まり―しかし―膨大なサービスパーツの在庫を要することから、―まだ少数―ピットゾーンでは―“待っている間に車検が終わる”スピード車検―“すぐに乗って帰れる”スピード車検―これまでにない低料金の車検―スピード車検に地域の皆さまより熱い視線―ピットゾーンでは、“お客様の満足”をさらに広めるべく直営店を展開―ディーラー車検を受けず―車検専門店を利用〜
(以下、スピード車検、スピード車検と続くが…)
で、前ページにもあったこの図になる。
これ、 あくまでこいつらが提唱する「店舗展開スケジュール」であって、現実の話ではない。 この図(↑)は騙しっぽくて、一見すると「ピットゾーン秦野中井をスタートにピットゾーン横浜5店舗ピットゾーン川崎2店舗ピットゾーン藤沢1店舗 ピットゾーン横須賀1店舗ピットゾーン相模原1店舗で合計11店舗を目指す」とか言っても、その新店出店用の候補用土地の目安さえ・・・付いているのだろうか?だって、言うは安しだけど、この11店舗うんぬんて大分前から言ってるらしいが、紛らわしいだろ。
そうだ。紛らわしいといえば、このピットゾーンのトップページには上の画像↑のように、いかにも「ヨコハマタイヤ(ゴム?)のコンセプトショップ」とか謳っているため、ヨコハマタイヤの資本でも入っているような錯誤に陥りそうだがヨコハマタイヤに電話して、色々聞いたら単に商品を卸してる日本中の数あるタイヤ屋や整備工場(だっけ?)のうちの一つです。全然資本とか提携とかないです…ってびっくらこいていた。 ピットゾーン事業概要のところに「当社は横浜ゴム(株)の協力のもとに“ピットゾーン”の名称で自動車整備を行う車検専門工場です」と謳ってあるが、タイヤ仕入れてるだけなんじゃないの?「横浜ゴム(株)の協力」ってのを横浜ゴムの資本でも入ってるみたいに勘違いしちゃう人もいるから気をつけられたし。
ピットゾーンでは「早くて、安く、安全なスピード車検への需要はますます高まって―大量の保安部品をストックできない修理屋さんやガソリンスタンドでの車検は厳し―車検専門店である“ピットゾーン”への期待は増大し―ピットゾーン―ビジネスチャンス―積極的に直営店の多店舗展開を〜」とか言ってるけど、専門店じゃないじゃん。HP内でさえ、中古車売ってる、新車も扱います、タイヤ、ホイール、うんぬんて何でも屋じゃないか? そんな間口ばかり広げる何でも屋をやってたら、先発のコバックだなんだの車検代行はおろか現状維持もきついのではないだろうか?
ましてや、この程度の板金屋・・・もとい、車検代行+タイヤ+中古車新車も扱います系なんでも屋さんの未公開株が株式上場するなんてありえない。紙くずにもなりえない架空の未公開株を売りつけられ、泣きを見ている元社員の方々頑張って少しでも回収できるよう祈っております。とりあえず、続きは年明けになると思いますが、よいお年を。
現在、まとめ中。まだまだ電気設備保安協会及びトータル・オートサービスに関する情報をお待ちしております。
メールにて内部告発担当までよろしくお願いいたします。